鞍（くら）

騎手が馬の背に座るための椅子（＝サドル）の役割をしているのが鞍（くら）です。鞍は乗馬のスタイルによって形が異なり、主にブリティッシュ鞍とウエスタン鞍にわかれています。また、ブリティッシュ鞍は、競技用や馬術用・障害用など用途によって若干異なります。

馬着（ばちゃく）

馬にとってコートのような役割があるのが馬着です。待機中の馬などに装着し、主に防寒用としての役割があります。素材は布製が多く、中に綿が入っている馬着など種類も豊富です。

腹帯・腹帯託革（はらおびたっかく）

馬の胴体に鞍を固定するためのベルトで、前足のすぐ後ろの部分である帯径（おびみち）に装着して使用します。腹帯はしっかりと締めておかないと、乗馬中に鞍が不安定になってしまうため大変危険です。

ハミ

馬に咥えさせて使用する道具です。馬には歯槽間縁（しそうかんえん）という奥歯が生えてこない部分があり、そこへハミを収めるように装着します。馬の口に装着し、手綱と繋げて騎手の意思を馬に伝える役割があります。

手綱

ハミに繋げて騎手が持つのが手綱です。馬と騎手とのコミュニケーションを取るための重要な部分になります。

頭絡（とうらく）

細い革紐でできた馬の頭頂部から顎・頬・鼻の上・うなじに装着する馬具です。頭絡には、ハミをしっかりと固定させる役割があります。

鐙（あぶみ）

乗馬の際に騎手が足を置く場所が鐙です。鞍から左右に吊り下げられており、鐙を付けることでバランスが安定して乗馬の体勢を楽にしてくれます。

馬具はレンタルすることも可能ですが、乗馬を本格的に始めるのであれば、自分のものを購入するのがおすすめです。馬具をお求めなら、中江物産（NAKAE BUSSAN）でお買い求めください。店舗でのご購入のほか、通販でもご購入いただけます。

鞍を選ぶポイント1.ブリティッシュ鞍

ヨーロッパで発達した乗馬スタイルに対応した鞍で、優雅に正しく馬術を行うことを目的として作られています。そのため、騎手の意思を馬に正確に伝えられるように座る部分が浅くなっていることが特徴です。

構造もシンプルで、「障害用」「馬場馬術用」「総合用」など、用途によって構造が若干異なります。

鞍を選ぶポイント2.ウエスタン鞍

カウボーイが牛追いの仕事につかえるように、座る部分が深く、激しい揺れに耐えられるよう騎手が掴むグリップが付いています。そのため、長時間の騎乗や揺れに対応可能です。

鞍を選ぶ際には、騎手の身長と体重に合わせた鞍を選びましょう。特にライダーのお尻のサイズは重要です。シート部分が小さすぎると動きを制限してしまう傾向があるので、少しゆとりがある方がおすすめです。また、鞍は本革で作られているため、オイルを使ったお手入れが必要です。

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